選手評価方法

滋賀大学経済学部漕艇部内での選手の評価方法について
目的
 @漕手自身が自分の到達イメージを持ちやすくする。
 A漕手自身が自分のレベルを正確に把握することにより、より効率の良いトレーニングを目指す。
 B公平な選考基準を設定することにより、誰もが納得できる選考体制を確立する。
 C漕手ひとりひとりが自分の到達目標を意識し、自分に必要なトレーニングを行っていけるようにする。
   (練習メニューが異なっても到達するステージが結果的に同じならばそれで良い。)

ローイングスキル(乗艇)評価方法
 ローイングスキルについて、AからDまでの4ランクを設定する。

ローイングスキル評価表
Dクラス (導入期)
 @フォア、エイトにてノーワークおよびライトパドルで漕ぐことが出来る。
 A試合に1回以上出場したことがある。
Cクラス (大艇トレーニング期)
 @フォア、エイトにてノーワーク、ライトパドル、パドルを漕ぎ分けることが出来る。
 Aフォア、エイトにて乗艇メニューを消化することが出来る。
Bクラス (小艇移行期)
 @小艇(舵手なしペア(2-)・シングルスカル(1x)・ダブルスカル(2x))にて、ノーワーク、
  ライトパドルで漕ぐことが出来る。
 A試合に2回以上出場したことがある。
Aクラス (小艇トレーニング期)
 @小艇にてノーワーク、ライトパドル、パドルを漕ぎ分けることが出来る。
 A小艇にて乗艇メニューを消化することが出来る。
エルゴタイム(体力)評価方法
 エルゴタイムに対して測定時の体重により増減調整を行った「相対評価」により5つのクラスを設定する。
 相対評価は、エルゴタイムに対して男子は「体重70kg」を基準とし、1kgの増減につき1秒の増減調整を行ったタイムとする。
 女子に関してはエルゴタイムより1分00秒を最初に引き、「体重58kg」を基準とし、1kgの増減につき1秒の増減調整を行ったタイムとする。
 (例 男子75kgでエルゴタイムが7分00秒の場合、5kgオーバーなので、相対評価は+5秒として7分05秒)

エルゴタイム評価表
クラス 相対評価 レベルの詳細
Sクラス 〜6分40秒以内 体力的には対校確定。全国大会にて上位入賞が十分狙えるレベル。
Aクラス 〜6分50秒以内 全国大会において入賞が狙っていけるレベル。
Bクラス 〜7分00秒以内 全国レベルを目標とするなら、最低限超えておかなければならないレベル。
Cクラス 〜7分10秒以内 対校クルー選考における下限のレベル。
Dクラス 〜7分20秒以内 漕手としての基礎・基本が身に付いているレベル。
Eクラス 上記に未達 基礎体力の養成が必要なレベル。

クルーおよび練習グループ選考の判断基準の説明
 上記2種類の評価方法(乗艇評価と体力評価)に選手個々人の現在の状態を当てはめ、「体力-スキル」「総合評価」の表記を行い、これを部内におけるその選手の実力(レベル)として、クルーや練習グループを選考する際の判断基準とします。

例1) エルゴタイムの相対評価が6分56秒で、小艇練習の経験がない選手  → 総合評価:「B-C」
 上記2種類の評価において、2回生冬季練習開始前までに「B-B」程度の能力の獲得を目指すことを目標にトレーニングを計画し、各ステージ(レベル)での到達確認並びに動機づけ(モチベーションの確立)のために、評価シートを使用します。


 また、上記の評価シートを用いることにより、各選手の到達レベルを客観的に評価することが可能となり、クルー選考の際の公平な判断基準として利用していくことが出来ます。

例2) 1回生冬季に相対評価エルゴタイムが6分55秒であった選手と、3回生冬季に7分07秒であった二人の選手から朝日レガッタのクルーを選考する場合

 1回生  体力評価:B  スキル評価:C   総合評価:B-C
 3回生  体力評価:C  スキル評価:A   総合評価:C-A


 となり、3回生の選手の方が評価が高いということになります。しかし、1回生がその後のトレーニングにおいてスキル評価がBに上がったとすれば、総合評価は「B-B」となり、1回生の方が評価が高いということになります。このように、選手の状態をいくつかのステージに区切ることによって、各選手が具体的な到達目標を意識することが出来るようになり、個々のモチベーション向上に有効に働きます。


※この評価を行う際は「下位概念」で行うことが適切であると思います。
 つまり、A-Cの選手とB-Bの選手との比較の際は、下位のCとBとで比較を行い、B-Bの選手がより評価が高いということになります。ただし例外として、体力評価がSクラスの選手の場合のみ、スキル評価がC以上であれば、総合評価:A-Aの選手よりも上位と判断して差し支えないと思います。スキル評価がDだとちょっと厳しいですが……

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